【インタビュー企画】日本代表チームが語る『F5WC』 Vol. 1 Tama-Chan(2016年大会 日本代表)

[実施日:2019/3/24]
聞き手:郡司 輝彦(F5WC事務局)

語り手:
村本 武大 さん
宇羽井 レイス さん
林 広之 さん


5/11(土)から始まるF5WC 2019の予選大会を控え、過去に日本代表として世界大会に出場した選手のインタビューを本日から連載でお届けします。

第1回目の今回は、2016年の日本代表チーム「Tama-Chan」のメンバーだった3人が、F5WCの国内予選や、タイで行われた世界大会で体験について語ってくれました。

大学卒業後に一度は内定していた会社に勤めるも、1年後にドイツへ渡り現地のチームで選手としてプレーをした林さん。F5WCで世界のサッカーに触れたことがきっかけとのこと。

「また行きたいから、あまり魅力を伝えたくない(笑)」と話していたレイスさん。アマチュア同士が戦うからこそ、その国のサッカー文化の本当のレベルがわかるんだと思うと語ってくれました。

その後も毎年予選大会に参加している村本さんは「もっといろんな人にF5WCの魅力を知ってもらいたい」と話してくれた。

 

ー まずはじめに、『F5WC』は“アマチュア”5人制サッカーの世界大会ですが、子どもの頃はプロサッカー選手をめざしていましたか?

村本:小さい頃からサッカーのプロ選手を目指していましたね。でも周りのレベルを見て、現実的にちょっと難しいかなとおもって高校の頃にあきらめました。

インタビュー当日に参加していた大会の試合にて

 

レイス:僕もプロ選手を目指していました。ただ、大学に入って、中学時代に負った怪我の影響で体育会でサッカーを続けるのがきつくなってきて、そのまま部活にも行かなくなってしまいました。

インタビュー当日に参加していた大会の試合にて

 

ー 2016年のF5WCの国内予選大会にはどんなチームで参加した?

レイス:部活をはなれてから始めたフットサルのチームで一緒だった村本さんに誘われて、中央大学のサッカー部の仲間を集めて参加しました。

林:ちょうど4年生の時で部活も引退していたし、仲間と一緒に学生時代の最後の思い出づくりに参加したって感じでしたね。

世界大会の会場にて仲間と(左端が林さん)

 

ー 予選大会で印象に残っていることは?

林:予選大会ではあまり世界大会のことを意識してなくて、参加した大会そのものが楽しければいいかなって感じでした。

村本:「全国で優勝したらタイにいける」ってことはみんなわかってはいたんですが、予選の時点ではそこまで意識してなかったですね。

レイス:国内で優勝したことがすごく嬉しくて、その時もまだ「あぁほんとに行けるのかな」みたいな感じで。行けることが決まっていたのに、まだそこまで実感がなかったって記憶がありますね。

 

ー 世界大会で「日本代表」を意識した瞬間は?

林:はじめはそこまで意識してなくて、あえて挙げるとすれば出発の時に空港で国旗をもって写真撮ったときとかですかね。

村本:いつもの仲間で行ったのであまり日常との差を感じなくて。でも日の丸がついたユニフォームを着たときはやっぱり「日本代表」を感じましたね。

林:あとは、予選突破して決勝トーナメントを勝ち進めていくなかで、世界大会のライブ配信を観ていた日本の友達からメッセージがきたりして、少しずつ「日本代表」って立ち位置に実感が湧いてきましたね。

レイス:自ら「日本代表」であることを意識したというよりは、他国の代表チームから「日本代表」として見られることとか、僕らが全体的に体が小さいってのもあって、明らかに周りから格下に見られてたことで自然と意識させられましたね。

勝ち進むととともに「日本代表」の意識も芽生えはじめた

 

ー 世界大会に参加してる代表チームのレベルはどうだった?

レイス:全体的にどこの国もレベルが高いのはもちろんですけど、色んなタイプのチームがあって。

林:それぞれのお国柄がプレースタイルに出ますね。

レイス:大きく分けると「フットサル系」と「サッカー系」があって、その中でその国の文化的なものがでてくるというか、身体的な特徴とか、個人技かチームワークかとか。

村本:勝ち上がってたチームは「フットサル系」が多かったですね。準決勝の相手のアイルランドとか、決勝で戦ったコロンビアもそういう感じでした。

林:コロンビアは異次元でしたね。ちょっとレベルが違うなって。

レイス:自分はそこまでレベルの差は感じなかったんですけど、実力以上に状況に応じて戦う巧さがあって、そこにやられたって感覚でした。

手足の長さや、身体能力の高さに驚いた南アフリカ戦

 

ー 世界大会で印象に残っていることや感じたことは?

林:非日常を体感できたってのがよかったですね。それまで外国にいく機会もあまりなかったので、日本では当たり前のように時間通りに運行してるバスとかもふつうに遅れてきたり、大会の進行も全然時間通りじゃなかったり(笑)っていうところに、いい意味で文化的なギャップを感じました。

村本:僕は滞在していたホテルのプールで遊んでる時に、隣で横になっていたイギリスの選手がユース時代にアシュリー・ヤング(マンチェスターユナイテッド所属)と一緒にプレーしてたんだって話をされて、そんな人がここに来てるんだって改めてF5WCのレベルの高さを感じましたね。

林:日本でサッカーやってたら外国人と試合することってあまりないじゃないですか。それを体験できたってのも大きかったですね。

レイス:世界にはこんなに色んなサッカーがあったんだって知りましたね。世界大会に出場してそれを実際に体験したことで、自分のサッカーの幅が広げられたなって思います。

林:あとは、同じような体験がもっと若い段階でできたらいいなって思いましたね。日本だったらJリーグの下部組織だったり、強豪校とかじゃないとなかなかそういう機会ってないじゃないですか。でも中学校とか高校の時にこういう体験をしてたら、その後のサッカー人生って全然違ってたんじゃないかなって思いました。

元マンチェスターユナイテッドのポール・スコールズ氏と記念撮影

 

ー 最後に、F5WCって一言でいうとどんな大会ですか?

林:夢のある大会

村本:人生を変える大会

レイス:自分の中では、人生一番の思い出ですね

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