【インタビュー企画】日本代表チームが語る『F5WC』 Vol. 4 柴田工務店(2015年大会 日本代表)

[実施日:2019/4/14]
聞き手:郡司 輝彦(F5WC事務局)

語り手:
熊谷 健次さん
熊谷 和夫さん
柴田 勉さん
新倉 成礼さん


5/11(土)から始まるF5WC 2019の予選大会を控え、過去に日本代表として世界大会に出場した選手のインタビューを連載でお届けしています。

第4回目の今回は、2015年の初代日本代表チーム「柴田工務店」のメンバーが、F5WCの国内予選や、ドバイで行われた世界大会での体験について語ってくれました。

 

「過去の代表のなかでも一番弱い(笑)」と話してくれた柴田工務店のメンバーのみなさん

 

ーー 「柴田工務店」ってチーム名の由来は?

ウチ(柴田さん)の親が「柴田工務店」という会社をやっていて、大会に出るにあたってチーム名が思い浮かばなかったみたいで、この人(熊谷和夫さん)がそれでエントリーしちゃいました。(笑)

「学生時代は野球部」だった柴田さん

 

ーー どういうメンバーが集まったチーム?

主に静岡で活動していたフットサルチームのメンバーです。2015年当時はもうチームとして活動してなかったんですけど、たまたま集まったときに「大会出たいね」って感じで見つけたこの大会に出ることにしました。

メンバーを集める時に重要視したのは、“上手さ”よりも予選大会・決勝大会・世界大会の全てに参加できることでしたね(笑)

 

ーー 国内の大会で印象に残っている出来事は?

元プロのチームとか、大学の体育会のチームとか、めちゃくちゃ強いチームが多かった中で、実績もない僕らがみんなで力を合わせて日本代表の座を勝ち取って、世界大会に行けたってことですね。

予選は屋外の人工芝で雨が降ってたし、ボールは5号球だったし、決勝トーナメントではケガ人がいて6人で戦ったり、決勝戦では全然ボール奪えなかったり。(笑)

それでも、全員が一つになって戦って、代表の座を勝ち取ったってのが一番強く印象に残っています。

「国内決勝の相手はホントに強くて、ボールも奪えなくて。だからチームがバラバラだったら絶対勝てなかった」と話していた熊谷さん

 

ーー 世界大会では様々なトラブルに見舞われたと聞いてますが、具体的には?

トラブルのエピソードは尽きませんけど、ドバイは暑いからインドアでやるって聞いていたんですが、行ってみたら外でやるかもしれないという話が出てきたり、泊まる予定だったホテルが急遽変更になったり、試合前日深夜にホテルの上の階の人がパーティー始めちゃったり、ホテルから大会会場へのバスがなかなか出発しなかったり。色々ありましたね。

大会とは関係ないですけど、行きの飛行機でも(新倉さんが)カフェオレを服にかけられたりと、最初から最後までとにかくアクシデントだらけでしたね。(笑)

 

ーー 大会を通じて見た「世界」の印象は?

世界と言っても国によってだいぶ違うんだなって印象ですね。そもそも本気度が全然異なりましたね。ガチ感の強い国もいれば、楽しむことをメインにしている国もあったりして。

 

ーー どこの国が印象に残ってる?

やっぱり優勝したモロッコですね。サッカー系のチームでしたけど、攻撃しているときもだれか一人が必ず残ってたりして、チーム内で役割分担をうまくやってて、それでいて個の力もあったりして、そのあたりのバランスがよかったですね。

 

ーー 予選のグループで一番強かった国は?

デンマークですね。前回大会の優勝チームだった彼らはフットサルのデンマーク代表チームだったみたいで、グループの中では一番強かったですね。

 

ーー フットサル系のチームとサッカー系のチーム、どっちが有利だと感じた?

ピッチのサイズは小さいし、人数も5人なので一見フットサル系のチームの方が有利に感じますけど、ボールが5号球だったりして、一概にどっちが有利とは言えないですね。

 

ーー 予選敗退の要因って?

僕らはみんなの力を合わせて勝ってきたチームなんですよね。だから、気持ちの部分が勝ち負けに影響するんですよ。

バスが遅れたりとか、予定が変わったりして、そこでイライラしたり、そわそわしたりして気持ちが乱れてしまって。

海外のチームはそういうところが全然違うっていうか。何があってもマイペースで乱れないんですよね。

日本人はやっぱりきっちりしてるから、そういうのが気になっちゃって、みんなで「楽しむ」ってことを忘れてましたね。

国内での決勝大会のように、全員が気持ちを一つにして試合に集中できていれば、きっと違った結果が出てたと思います。

「世界大会でもみんなで気持ちをひとつにもっと“楽しむ”ことができてたら」と語っていた熊谷さん

 

ーー F5WCは『アマチュア』のための大会ですが、どんな人たちに出て欲しい?

ただ強いチームに出て欲しいとは思わなくて。もちろん世界大会で日本が優勝するとかってすごいことだけど、それよりも僕らみたいな特別強いチームじゃなくても力を合わせて戦えば日本代表になれるんだって。

そういう夢のある大会であって欲しいから、これまで全然実績がない人たちにこそ、仲間と一緒に参加して欲しいですね。

 

ーー 色々あったけど、もう一度行きたいと思う?

もう年齢も年齢ですしね(笑)、行くならこのメンバーでいきたいんですけど、なかなか集まれないんですよね。

でもあれを一度経験したら、もう一回行きたいなっておもいますよね。

 

ーー 大会を通じて想い出に残っていることは?

世界大会なんて、行きたいとおもってもいけるもんじゃないし。

このメンバーで世界大会にいけたってことがすごく嬉しかったし、予選大会でもみんなで協力してその権利を勝ち取ったってこと自体が一番の想い出ですね。

サッカーやってたら誰もが一度は思い描く「日本代表になる」って夢が実現したんですけど、それよりもみんなで力を合わせて戦ったってことがとにかく楽しかったですね。

「『日本代表』もすごいことだけど、なによりこのメンバーで行けたことが嬉しかった」と話してくれた新倉さん

 

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